お知らせ

公開日 2011年07月12日

更新日 2016年07月05日

○朝一番の水は飲み水以外に

 

 朝一番の水や、旅行などで長期間留守にされたときの最初の水は、水道管内に長時間滞留しているため、赤水などが発生したり、消毒用の塩素が少なくなっていることがあります。
 また、ご家庭の水道管が昭和60年3月以前に設置された場合は、鉛管が使用されている可能性があり、微量の鉛が溶け出ることが考えられます。赤水や鉛は、通常の使用状態では、健康上問題はありませんが、念のため朝一番の水や長期間留守にした後に水道を使用する場合は、始めのバケツ一杯程度の水は、飲用や調理以外の用途にお使いください。
 なお、ご家庭の水道管に鉛管を使用しているかどうかの調査等のご希望がございましたら、交野市水道局工務課にお問い合わせください。

 

 

○鉛管について

 

【鉛の水質基準】


  水道局が市民の皆様にお届けしている水道水については、水質基準に十分適合していますが、鉛製給水管を使用している御家庭などでは,長時間水道水を滞留させるような場合、鉛が溶け出すことがあります。
 鉛の水質基準は、平成4年12月、厚生省(現厚生労働省)により、連続的な摂取をしても人の健康に影響が」生じない水準として0.1mg/l以下から0.05mg/l以下に改正されました。
 この改正に際して、鉛濃度の一層の低減化を推進するため、おおむね10年後の長期的目標を0.01mg/l以下にすべきとされました。
 このような経緯から、平成14年3月27日、鉛の水質基準を0.01mg/l以下に改正する省令が公布され、平成15年4月1日から施行されることになりました。

 

旧基準
「水質基準に関する省令」 
(公布日:平成4年12月21日)
(施行日:平成5年12月1日)
  新基準
「水質基準に関する省令」  
(公布日:平成14年3月27日)
(施行日:平成15年4月1日) 
0.05mg/l 概ね10年後の目標を0.01mg/l以下
→→→→
0.01mg/l

 

 

 

【水質試験結果】

 

 交野市では、毎月市内の給水栓7箇所で定期的に水質検査を実施しておりますが、平成12年度では、鉛濃度はすべて基準値以下でした。

 

 

【鉛管解消への取り組み】

 

 交野市では、昭和43年から昭和59年まで給水管に鉛管を使用しており、昭和59年度末で約15,000戸が鉛管を使用していたと考えられます。
 その後、鉛管からの漏水が多発したため、昭和60年以降は鉛管の使用を廃止し、主に耐衝撃性硬質塩化ビニル管(HIVP)などを使用しております。
 現在は、鉛管を解消するため、道路内部分については、改良工事・修繕工事・家屋の建て替えなどの機会にHIVPに取り替えをしておりますが、平成16年度末でまだ約7,800戸に鉛管が使用されていると考えられますので、、今後も引き続き積極的に鉛管の取り替えを推進していく予定です。

 

 

この記事に関するお問い合わせ

水道局
TEL:072-891-0016