Q.繊維状、あるいはキラキラ光る針状、片状のものがある

公開日 2011年07月12日

更新日 2016年07月05日

A.「フレークス現象」と呼ばれるものです。

 

 

【原因】
 コーヒーサーバーやサイフォンなどの耐熱ガラス製品やガラス製品の魔法瓶で起きるこの現象は、一般に「フレークス現象」と言われているものです。
 水中のケイ酸分と水に含まれるミネラル分であるマグネシウムが高温水中で反応し、ケイ酸マグネシウムとしてガラス面に付着して、薄い膜をつくります。この生成反応が繰り返され、その薄い膜が小さく剥離して出てくると、このようにみえます。
 この現象は、アルカリ性の状態で生じやすく、ガラスの成分であるケイ酸や酸化ナトリウムなどのうち、ナトリウムが高温水中に溶け出すと、水のpHが高くなり、反応が起こりやすくなります。また、ナトリウムが溶け出た後に、残ったケイ酸と水中のマグネシウムが反応して、ガラスが曇ることもあります。

 

 【対策】
 フレークスが生成した容器は、薄めた食酢(10倍程度)をいれ、ブラシなどでよくこすり、洗ってください。
 また、フレークスを生じさせないためには、水を長期間煮沸したり、残り湯に水を何回もつぎ足したりすることをさけ、容器を使用のつど良く洗うようにしてください。

 

 【参考】
 フレークスは体に吸収されないうえ、もともとケイ酸、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分からできたものなので、飲んでも害はありません。

 

 

 


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