公開日 2018年02月27日
更新日 2022年01月25日
セアカゴケグモは強い毒をもっていますが、攻撃性がなくおとなしいクモです。
素手でさわらない限り咬まれることはありません。
現在、大阪府では南部を中心にセアカゴケグモによる咬傷被害が報告されております。交野市でも、セアカゴケグモの発生が報告されており、いつ咬傷被害が起きてもおかしくない状況です。また、例年夏場を中心に咬傷被害が増加する傾向があります。セアカゴケグモにはくれぐれもご注意ください。
メス:体長約1センチ、全体に黒く背に赤色の帯状の模様があるのが特徴です。
生息場所
- 日当たりが良く、暖かいところ
- 昆虫や小動物などの餌が豊富にあるところ
- 巣を張る適当なすき間があるところ
身近なところでは、次のようなところで発見されています。
- 排水溝の側面やふたの裏
- 花壇まわりのブロックのくぼみや穴、プランターと壁とのすき間、うつ伏せの空の植木鉢の中
- 芝生や植木あるいは水抜き管の内部
- 墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間
- 自動販売機の裏、クーラー室外機の裏、浄化槽ブロアーカバーの内部などの人工的な熱源の周り
個人の家庭でも咬傷事故が発生しています。次のようなことにも注意してください。
- 草ひきや排水溝の掃除をする場合は、軍手を着用しましょう。
- 庭に置きっぱなしのサンダル等を履く前に、セアカゴケグモがいないことを確認しましょう。
- 靴下を履くなど、素足での作業は控えましょう。
咬まれた時の症状
- 咬まれると、はじめはチクリと針でさしたような痛みを感じます。
- やがて咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなります。痛みはしだいに全身に広がります。
- 悪化すると、多量の汗をかいたり、さむけ、吐き気などがあらわれることもあります。
- 通常は、数日から数ヶ月で回復する例が多く、咬まれても重症になることはほとんどありません。
咬まれた時の処置
- 万一クモに咬まれたら、余分の毒を温水や石けん水で洗いおとします。多少出血があっても、包帯や止血帯はしない方が良いでしょう。
- できるだけ早く病院(皮膚科または総合病院)にいって治療を受けることが大切です。(病院には、咬まれたクモを殺して持参してください。適切な治療につながります。)
駆除
- 生息しそうな場所に普段から注意し、クモの巣があれば、棒切れなどで払って、クモが巣を作らないようにすればこのクモからの被害を避けることができます。
- セアカゴケグモを見つけても、素手でつかまえたり、さわったりしないようにしましょう。
- 家庭用バーナー(火気の使用ができる場所)による焼却、または市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を直接噴霧すれば駆除できます。
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