公開日 2012年08月23日
更新日 2023年01月05日
環境事業所では、東日本大震災で被災された方々の為に、リユース自転車50台を宮城県東松島市に寄贈しました。
このリユース自転車は、廃棄された自転車を、私たち環境事業所職員が修理しました。また、寄贈するにあたり、実際に自転車製作作業にあたっている職員4名を派遣し、自転車の点検・修理を行いました。
平成23年5月20日(金曜日)
リユース自転車寄贈出発式
場所:いきいきランド交野
平成23年5月22日(日曜日)
午前は東松島市民体育館でリユース自転車50台荷降ろし
午後は東松島コミュニティセンター・赤井市民センター・有明集会所で19台の修理
平成23年5月23日(月曜日)
関の内学習等供用施設・矢本運動公園・横沼地区センターで50台の修理
平成23年5月24日(火曜日)
牛網学習等供用施設・大塩市民センター・下二郷コミュニティセンター・東松島コミュニティセンターで40台の修理
- 編集後記 -
平成23年3月11日に発生した東日本大震災の支援としてリユース自転車50台を寄贈し、3日間被災地に滞在して修理した自転車は、109台になりました。大震災が発生してから2ヶ月後に初めて被災地に訪れて目の当たりにした光景は、自然の恐ろしさを感じさせられるものでした。
瓦礫の撤去作業や仮設住宅の建設が行われていました。被災者の方にお話を伺うと、「様々な方がボランティア活動をしてくれて大変助かっている」・「避難場所は窮屈で仮設住宅に入居できるのが待ち遠しい」・「まだまだ物資が足りていない」と言っておられました。
自転車の修理をしていると持ち主の方からは、感謝の言葉をもらいました。自転車の修理を通じて、被災された方々とお話して感じた事は、『物の大切さ』です。私たちの生活は大量生産・大量消費から少しずつですが、変わろうとしています。しかし、ごみの収集をしていると、少し修理をしたら使える物や袋も開けていない新品の物が捨てられている事もあります。物を簡単に捨てずに、少しでも長く使えるような工夫をすれば、家庭でできるエコにつながると考えています。
私たちも、もう一度原点に立ち『物の大切さ』を考える機会になりました。今後も継続して支援を行うことで、被災した方々の役に立てればと思っています。