公開日 2013年05月31日
更新日 2014年01月08日
介護保険とは、介護が必要になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせるように、介護を社会全体で支えようという新しい制度です。できるだけ自立した生活を送るために、必要な保険医療福祉サービスを、介護サービスとして総合的に受けられるのが特徴です。
介護保険のしくみ
介護保険を運営するのは、各市町村ですが、それを支えているのはみなさんの保険料と公費による収入です。
40歳以上の人が加入
40歳以上のすべての人は、介護保険の加入者となります。年齢により第1号被保険者・第2号被保険者のどちらかになり、給付の内容や保険料の決めかた・納めかたが異なります。
対象者 | 給付 | 保険料の決め方 | 保険料の納めかた | |
第1号 被保険者 |
65歳以上の人 | 原因を問わず、日常生活を送るために介護や支援が必要になった人は、申請をして認定(要介護認定)された要介護状態区分(要支援・要介護1~5)に応じた介護サービスを受けられます。自己負担は費用の原則1割です。 | 所得に応じて市区町村ごとに決定します。 | 老齢(退職)年金が年18万円以上の人は、年金から天引きになります。それ以外の人は、市区町村に個別納付します。 |
高齢介護課 | ||||
第2号 被保険者 (注) |
40歳以上65歳未満の医療保険加入者 | 加齢に伴う病気(特定疾病)により、日常生活を送るために介護や支援が必要になった人は、申請をして認定された要介護度に応じた介護サービスを受けられます。自己負担は費用の原則1割です。 | 加入している医療保険の算定方法に基づき決定します。 |
40歳になる月(1日が誕生日の人はその前月)分から、加入している医療保険の保険料と一括して納めます。 [ 例 ] 3月3日が誕生日 →3月分から一括納付 1月1日が誕生日 →12月分から一括納付 |
保険料 |
(注)交野市国民健康保険加入者の保険料については、上記保険料をクリックしてください。
その他の方は、各医療保険者にお問い合わせください。
どうして必要なの?介護保険
現在日本では、高齢化・少子化・核家族化が急速に進んでいます。寝たきりや痴呆などで介護を必要とする人が増加しているばかりでなく、介護をする人の多くが高齢者という現状があります。つまり、家族だけで介護を担うのは、すでに限界となっているのです。そこで、介護を社会全体で担い、介護をする家族の負担を軽くし、本人の自立した生活を支援しようというシステムが必要になったのです。