公開日 2015年10月08日
更新日 2021年03月30日
国宝
薬師如来坐像(平安時代初期) 普見山獅子窟寺
交野市私市2387番地
カヤの一木造(いちぼくづくり)。像高92cm。
衣文(えもん)の鋭い様式は、翻波(ほんぱ)式と呼ばれ、平安時代を代表する作風です。
昭和43年指定。
公開日:一般公開日は設けておりません。獅子窟寺に直接お問い合わせください。見学希望日の一週間以上前にご連絡ください。
薬師如来坐像(4.48KBytes)
重要文化財
阿弥陀如来立像(鎌倉時代) 氷室山八葉蓮華寺
交野市傍示111番地
ヒノキの割矧造(わりはぎづくり)。像高82.4cm。
左足ほぞ部に「巧匠アン(梵字)阿弥陀仏」の墨書が発見され、名匠快慶の作と判明。
昭和60年指定。
公開日:年2回程度 日時は不定期のため、社会教育課文化財係にお問い合わせください。
見学は事前に申し込みが必要です。
20人以上の団体はお問い合わせください。(問合せ先 社会教育課文化財係 893-8111)
阿弥陀如来立像(7.17KBytes)
八葉蓮華寺 地図(18.6KBytes)
北田家住宅 (江戸時代)
交野市私部1丁目25-5
地元では代官屋敷と呼ばれているこの住宅は、宝永から享保年間(1708~1734)にかけて主屋が建てられています。
中でも立派な長屋門は、長さ55.8mもあり民家では日本一の長さです。
昭和54年指定。江戸時代
公開日: 年2回程度 日時は不定期のため、社会教育課文化財係にお問い合わせください。
北田家住宅(5.31KBytes)
山添家住宅 (江戸時代)
交野市寺2丁目26番33号
山添家は代々庄屋をつとめた家で、棟札より、宝永2年(1705)に建てられたことが判りました。
間取りは、田の字型をした四間取りに、奥座敷が突き出して造られたのが特徴で、屋根は寄棟(よせむね)造のカヤ葺です。
昭和44年指定。
*現在は公開していません。
山添家住宅(10.6KBytes)
大阪府指定文化財
交野東車塚古墳出土品 (古墳時代)
交野市寺南野10番地(交野高等学校内)
高校建設時の発掘調査で5基の古墳を検出。
東車塚古墳は、全長65mを越す前方後方墳で、主体部より多数の副葬品を検出しました。
古墳は平成3年に、副葬品は平成6年に指定されました。
交野東車塚古墳第1主体部(24.0KBytes)
市指定文化財
如意輪観音坐像 (室町時代) 廃千手寺
交野市私市3丁目14番1号
千手寺は亀山上皇が、病気になり獅子窟寺で平癒祈願をされたときに、行在所となったという言い伝えがあります。
大坂夏の陣の頃焼き払われ廃墟となりましたが、江戸時代に再興され幕末まで存在しました。現在は地元の人たちによって管理されています。
如意輪観音はヒノキ材の寄木造で、特に木寄せに特徴があります。
平成4年指定。
公開日: 年1回程度(日時は社会教育課文化財係にお問い合わせください)
如意輪観音(158KBytes)
聖観音立像 (平安時代後期) 廃千手寺
交野市私市3丁目14番1号
ヒノキ材の一木造で、着衣の形成や一木造りで内刳りを施さない古式の構造から平安時代後期の作と推定されています。
平成4年指定。
公開日:年1回程度(日時は社会教育課文化財係にお問い合わせください)
聖観音立像(10.9KBytes)
十一面観音立像(平安時代後期) 星田寺(しょうでんじ)
サクラ材の一木造。像高143.0cm。
もとは、星田地区にあった真言宗小松寺の根本草堂に祀られていた仏像です。左手に水瓶(すいびょう)、右手に錫杖(しゃくじょう)を持っています。
平成2年指定。
公開日:年1回程度公開 (日程につきましては、社会教育課文化財係にお問い合わせください)
十一面観音(5.61KBytes)
薬師如来立像(室町時代) 瑠璃光山薬師寺
星田1丁目21番12号
ヒノキ材の寄木造。像高158.0cm。
等身大の仏像で、目には玉眼が嵌め込まれています。現在は、薬師寺保存会の皆さんによって管理されています。
平成2年指定。
公開日:※現在、交野市立教育文化会館で展示中です。
薬師寺薬師如来像(8.39KBytes)
千体仏(室町時代) 瑠璃光山薬師寺(るりこうさんやくしじ)
交野市星田1丁目21番12号
ヒノキ材の一木彫成。像高4.1~15.0cmまでの小さな仏像で、総数671体を数えます。
詳細は、薬師如来立像が472体。地蔵菩薩坐像が192体。地蔵菩薩立像が5体。菩薩形立像が2体となります。
平成2年指定。
公開日:※現在、交野市立教育文化会館で展示中です。
千体仏(7.4KBytes)
梵文光明真言刻銘瓦質土器(ぼんもんこうみょうしんごんこくめいがしつどき) (鎌倉時代)
出土地 獅子窟寺(裏山) 交野市私市
器高16.9cm、口径21.0cmの瓦質土器。器の表面には、細かい錐状の工具で浄土変真言や光明真言等の有り難いお経が、2行1単位で21回も書かれています。
もとは土砂加持の際に使用される容器と考えられますが、後に蔵骨器に転用された可能性の高い土器です。
平成12年指定。現在は、 交野市歴史民俗資料室にてあります。
瓦質土器(5.91KBytes)
倉治古墳群出土遺物(古墳時代後期)
出土地 関西電力枚方変電所内 交野市東倉治3丁目1番1号
昭和26年変電所建設に先立ち行った調査で合計8基の古墳を発見しました。
土器類、鉄器類、装飾品などを出土しました。
出土遺物(11.0KBytes)
廃岩倉開元寺関連石仏群
(1)石造弥勒仏坐像
時 代 鎌倉時代
構造等 岩全高180cm 最大幅97cm 最大厚61cm 仏像総高101cm 花崗岩製
(2)摩崖三尊像
時 代 室町時代
構造等 岩全高340cm 石仏龕全高43cm
(3)石造阿弥陀如来立像
時 代 室町時代
構造等 像高76cm
(4)摩崖阿弥陀三尊像
時 代 室町時代
構造等 岩全高250cm 石仏龕高90.7cm 中尊全高50cm 勢至全高51.1cm 観音全高48cm
(5)石造二尊立像
時 代 不明
構造等 総高40cm 阿弥陀仏高11.4cm 比丘形仏高12cm
阿弥陀如来立像(南北朝時代)
森地区にあった常徳庵の本尊でしたが、明治のはじめごろに廃寺となったため、その後は地元で大切に守られてきた仏像です。
市内の浄土教の展開をうかがい知ることのできる資料です。
現在は、交野市立教育文化会館内歴史民俗資料展示室にあります。
星田村地詰帳
時 代 延宝5年(1673)
構造等 竪帳1冊
星田村で寛永14年(1637)に行われた検地の際に作成された地詰帳の写本です。
星田村絵図
(1)元禄十年星田村絵図
時 代 元禄10年(1697)
構造等 紙本著色、 竪70cm×横110cm
星田地区に現存する絵図のうち、最も古い絵図です。元禄15年(1702)に完成した「元禄国絵図」の下調べのために描かれたものと考えられています。
(2)天保十四年星田村絵図
時 代 天保14年(1843)
構造等 紙本著色、 竪105cm×横100cm
この絵図には多くの小字や田に水を引くための樋が多く記されており、貴重な資料となっています。
(3)星田村大絵図
時 代 江戸時代(製作年不明)
構造等 紙本著色、 竪184cm×横180m
星田村大絵図には建物はほとんど描かれていませんが、屋敷地の細かい地割りが窺えるなど、旧集落の様子を知ることができる貴重な資料です。
紙本著色石清水八幡宮放生会絵巻
時 代 江戸時代
構造等 紙本著色 2巻(乾巻 30cm×1738cm、坤巻 30cm×1326cm)
石清水八幡宮の放生会の行列が描かれています。乾、坤の2巻で、総勢1548名からなる行列の官職や職掌などが記されています。
行列の内容から、延宝7年(1679)以降の様子を描いていると考えられています。
廃岩倉開元寺出土懸仏
時 代 室町時代
構造等 銅製
昭和31年に廃岩倉開元寺を発掘調査した際に発見されました。懸仏は木製の板に取り付け、軒先に吊るして用いられたと考えられています。
(1)銅造千手観音坐像
円形縁の中央に半肉の仏像が座し、両脇に花瓶を配置しています。中央の仏像は千手観音菩薩を表していると考えられます。
製作年代は14世紀末ころかと思われます。
(2)銅造独尊坐像
中央の仏像は摩滅しており、はっきりとはしませんが、地蔵菩薩、もしくは薬師如来、釈迦如来とも考えられます。仏像の両脇
には花瓶を配置しています。制作年代は15世紀初頭かと思われます。
神祖営趾之碑
所在地 星田2丁目
花崗岩製
最大高190cm、 最大幅94cm
台石高 40cm
文化3年(1806)に近江仁正寺藩主市橋長昭によって建立された、大坂夏の陣前後の祖先、市橋長勝の功績を讃える顕彰碑です。
碑文は長昭が撰し、題字は小田原城主安芸守大久保忠真、書は福山城主主計頭阿部正精によります。
私部城跡
所在地 私部6丁目付近
大阪府内では貴重な戦国時代末頃の平城跡です。詳しくは下記リンクをご参照ください。
https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2019111100033/
登録文化財
- 山野家住宅
- 天野川石堰堤工
- 尺治川砂防堰堤・尺治川床固工
- 交野市立教育文化会館