公開日 2023年04月01日
更新日 2026年04月02日
高齢者肺炎球菌定期予防接種は、予防接種法により定められています。この予防接種は義務ではありません。自らの意志で接種を希望される場合に受けてください。
肺炎球菌とは
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
高齢者肺炎球菌予防接種は、平成26年に65歳の方を対象に定期接種化され、より多くの方が予防接種を受けられるよう、100歳までの5歳刻みの年齢の方を経過措置の対象としていましたが、経過措置は令和6年3月31日をもって終了となりました。
接種の対象者とスケジュール
次のいずれかにあてはまる交野市民(交野市に住民登録されている方)に1回接種します。
①65歳の方(対象者の方には65歳の誕生日月の前月に「高齢者肺炎球菌定期予防接種のお知らせ」のはがきを送付します)
②満60歳〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障がいにより身体障害者手帳1級相当の方
持ち物
◇対象者①の方
・「高齢者肺炎球菌定期予防接種のお知らせ」のはがき(65歳の誕生日月の前月に送付します)
・年齢が確認できるもの(マイナンバーカード・健康保険証など)
◇対象者②の方
・障害者手帳
※対象者①②のうち生活保護世帯に属する人は生活保護受給者証をご持参ください。
自己負担額
2,000円(公費負担は一生に一回限りです)
※令和9年4月1日より、自己負担額が変更になる場合があります。詳細は分かり次第更新いたします
※生活保護世帯の方は無料です。接種時に「生活保護受給者証」を医療機関窓口に提示してください。
定期接種に使用するワクチン
沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)を用いて、1回筋肉内に接種します。
なお、令和8年度より、定期接種で用いるワクチンが23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(PPSV23)から、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)に変更になりました。
ワクチンの安全性
1.ワクチンの効果について
肺炎球菌には、100種類以上の血清型があり、定期接種で使用される沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、そのうち20種類の血清型を対象としたワクチンであり、この20種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約5~6割を占めるという研究結果があります。
沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)は、血清型に依らない侵襲性肺炎球菌感染症全体の3~4割程度を予防する効果があるという研究結果があります。
※侵襲性感染症とは、本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。
2.高齢者肺炎球菌予防接種の副反応
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシー、痙攣(熱性痙攣含む)、血小板減少性紫斑病がみられることがあります。 接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
|
報告頻度 |
10%以上 注) |
1~10% 注) | 1%未満 注) | 頻度不明 |
| 皮膚 |
発疹、そう痒症、 多汗症、脂肪腫 |
血管性浮腫、多形紅斑、 蕁麻疹、蕁麻疹様発疹 |
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| 呼吸器 | 咳嗽、鼻咽頭炎 | 呼吸困難、気管支痙攣 | ||
|
局所症状 (注射部位) |
疼痛・圧痛 (59.6%) |
紅斑、腫脹 |
そう痒感、血腫、 熱感、蕁麻疹 |
皮膚炎、硬結、 上腕の可動性の低下 |
| 胃腸障害 |
胃炎、下痢、 腹部不快感 |
食欲減退、嘔吐、悪心 | ||
| 血管及びリンパ系障害 |
注射部位に限局した リンパ節症 |
|||
| 筋・骨格系 |
筋肉痛 (38.2%) 関節痛 (11.6%) |
筋浮腫、筋骨格硬直 | 筋肉痛増悪、関節痛増悪 | |
| 精神神経系 | 頭痛 (21.7%) | 不安、味覚不全 |
中期不眠症、易刺激性、 傾眠状態、睡眠増加、 不安定睡眠、不眠 |
|
| 循環器 | 動悸 | |||
| 過敏性反応 |
顔面浮腫、呼吸困難、 気管支痙攣 |
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| その他 | 疲労 (30.3%) |
悪寒、腫脹、発熱、 異常感、疼痛 |
3.予防接種健康被害救済制度について
受けた予防接種ワクチンの種類によっては、けいれん、肝機能障害及び急性散在性脳脊髄炎などの重い副反応が生じることがあります。この様な場合、予防接種法に基づく救済制度があります。
※ 予防接種の健康被害に関する救済制度について(厚生労働省ホームページ)
接種を受けられない方
- 高齢者肺炎球菌予防接種を定期接種として受けたことのある方
- 明らかに発熱のある方 (※接種医療機関で測定した体温が37.5℃以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 肺炎球菌予防接種の接種液に含まれる成分及びジフテリアトキソイドで“アナフィラキシー”を起こしたことがある方
- その他、医師が不適当な状態と判断した方
接種に注意が必要な方
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方もしくは近親者に先天性免疫不全の者がいる方
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発達障害などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた方
- 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方
- 過去にこのワクチンの成分または医薬品や他のワクチンでアレルギーを起こしたことのある方
- 血小板減少症、凝固障害のある方、抗凝固療法を施行している方
予防接種を受けた後の注意
- ワクチン接種後24時間は副反応の出現に注意し、特に接種直後の30分以内は健康状態の変化に注意してください。
- 予防接種当日の入浴は差し支えありません。接種後1時間経過すれば入浴は可能ですが、注射した部位をこすらないようにしてください。
- 過激な運動や大量の飲酒は避けてください。
- 予防接種済証は大切に保管してください。
接種場所 (令和8年2月現在)
※各医療機関での予約が必要です。
他市町村での接種
交野市外での長期滞在や入院などで、やむを得ず交野市内の実施医療機関以外で予防接種を受ける場合は、事前に健康増進課で「予防接種依頼書」の交付手続きが必要です。(オンライン申請フォーム・郵送・窓口で申請いただけます)
◯【オンライン申請で発行手続きをする場合】は、こちらの申請フォームからお願いします。
◯【郵送で申請する場合】は、下記の「定期予防接種依頼書交付申請書」をダウンロードのうえ、必要事項を記入し、郵送にてお手続きください。交野市定期予防接種依頼書交付申請書
郵送で交付手続きをされる方は、「定期予防接種依頼書交付申請書」と「返信用封筒(郵送先を記入)」を同封してください。接種医療機関など確認の連絡をさせていただくことがありますので、申請者の連絡先を忘れずに記入してください。
※依頼書の発行には1週間ほどかかります。余裕を持って申請してください。
※医療機関で接種後、償還払いの申請により、医療機関でお支払いいただいた費用を払い戻します(上限あり)。
※市が発行する依頼書の申請がない場合は任意接種(全額自己負担)となり、市からの接種費用の払い戻しはありませんのでご注意ください。
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