公開日 2016年08月01日
更新日 2018年02月08日
地下を流れる地下水に対して、地上を流れる河川の水を表流水と呼びます。
日本の水道水の水源は、約7割を表流水が占めています。
それぞれの水源には、一般的に次のような特徴があります。
■表流水
地表面を流れているために、外気温の影響を受け水温が上下しやすいです。
また、大雨などによる水質の汚濁を受けやすく、水質が安定しません。
反面、安定して大量の取水ができます。
水質が一時的に汚濁しても、水の流れがあるために比較的早く影響を脱しやすい特徴があります。
■地下水
地下深くを流れているために、外気温の影響を受けにくく、水温が年間を通して一定しています(※2)。
また、大雨などによる影響も受けず、地中でろ過が行われるために濁りが少なく、水質が良好です。
反面、水の流れが少ないために一度汚濁するとその影響は長く続いてしまいます。
交野の地下水は年間を通じて約18℃。
夏は冷たく、冬は暖かく感じます。(※3)
※2 深井戸水の場合。深さ10~30メートル程度の浅井戸水の場合、地上からの影響を受けることもあります。
※3 実際に交野市内で使われている水道水の温度は、約12~25℃と幅があります。表流水の浄水(企業団水)が混合しているためです。