公開日 2016年08月01日
更新日 2018年02月08日
水道水は、厚生労働省の定める「水質基準に関する省令」で規定された51項目の基準値をすべて満たすことを義務付けられています。
浄水前の交野の地下水の水質結果は次の表のとおりです。(※4)
項目名 | 水質基準値 | 測定結果 | 項目名 | 水質基準値 | 測定結果 | |||
1 | 一般細菌 | 100個/mL | 0個/mL | 27 | 総トリハロメタン | 0.1mg/L 以下 | 0.01mg/L 未満 | |
2 | 大腸菌 | 検出されないこと | 検出せず | 28 | トリクロロ酢酸 | 0.2mg/L 以下 | 0.02mg/L 未満 | |
3 | カドミウム及びその化合物 | 0.003mg/L 以下 | 0.0003mg/L 未満 | 29 | ブロモジクロロメタン | 0.03mg/L 以下 | 0.003mg/L 未満 | |
4 | 水銀及びその化合物 | 0.0005mg/L 以下 | 0.00005mg/L 未満 | 30 | ブロモホルム | 0.09mg/L 以下 | 0.009mg/L 未満 | |
5 | セレン及びその化合物 | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 31 | ホルムアルデヒド | 0.08mg/L 以下 | 0.008mg/L 未満 | |
6 | 鉛及びその化合物 | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 32 | 亜鉛及びその化合物 | 1mg/L 以下 | 0.1mg/L 未満 | |
7 | ヒ素及びその化合物 | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 33 | アルミニウム及びその化合物 | 0.2mg/L 以下 | 年平均 0.02mg/L | |
8 | 六価クロム化合物 | 0.05mg/L 以下 | 0.005mg/L 未満 | 34 | 鉄及びその化合物 | 0.3mg/L 以下 | 年平均 5.0mg/L | |
9 | 亜硝酸態窒素 | 0.04mg/L 以下 | 0.004mg/L 未満 | 35 | 銅及びその化合物 | 1mg/L 以下 | 0.1mg/L 未満 | |
10 | シアン化物イオン及び塩化シアン | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 36 | ナトリウム及びその化合物 | 200mg/L 以下 | 年平均 16.2mg/L | |
11 | 硝酸態窒素および亜硝酸態窒素 | 10mg/L 以下 | 年平均0.14mg/L | 37 | マンガン及びその化合物 | 0.05mg/L 以下 | 年平均 0.30mg/L | |
12 | フッ素及びその化合物 | 0.8mg/L 以下 | 年平均 0.10mg/L | 38 | 塩化物イオン | 200mg/L 以下 | 年平均 6.4mg/L | |
13 | ホウ素及びその化合物 | 1mg/L 以下 | 0.1mg/L 未満 | 39 | カルシウム、マグネシウム等(硬度) | 300mg/L 以下 | 年平均 59.4mg/L | |
14 | 四塩化炭素 | 0.002mg/L 以下 | 0.0002mg/L 未満 | 40 | 蒸発残留物 | 500mg/L 以下 | 年平均 168mg/L | |
15 | 1,4-ジオキサン | 0.05mg/L 以下 | 0.005mg/L 未満 | 41 | 陰イオン界面活性剤 | 0.2mg/L 以下 | 0.02mg/L 未満 | |
16 | シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04mg/L 以下 | 0.004mg/L 未満 | 42 | ジェオスミン | 0.00001mg/L 以下 | 0.000001mg/L 未満 | |
17 | ジクロロメタン | 0.02mg/L 以下 | 0.002mg/L 未満 | 43 | 2-メチルイソボルネオール(2-MIB) | 0.00001mg/L 以下 | 0.000001mg/L 未満 | |
18 | テトラクロロエチレン | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 44 | 非イオン界面活性剤 | 0.02mg/L 以下 | 0.01mg/L 未満 | |
19 | トリクロロエチレン | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 45 | フェノール類 | 0.005mg/L 以下 | 0.0005mg/L 未満 | |
20 |
ベンゼン |
0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 | 46 | 有機物(全有機炭素(TOC)の量) | 3mg/L 以下 | 年平均 0.48mg/L | |
21 | 塩素酸 | 0.6mg/L 以下 | 0.06mg/L 未満 | 47 | pH値(酸・アルカリの液性) | 5.8~8.6(7で中性) | 年平均 6.8 | |
22 | クロロ酢酸 | 0.02mg/L 以下 | 0.002mg/L 未満 | 48 | 味 | 異常でないこと | 異常なし | |
23 | クロロホルム | 0.06mg/L 以下 | 0.006mg/L 未満 | 49 | 臭気 | 異常でないこと | 微金気臭 | |
24 | ジクロロ酢酸 | 0.04mg/L 以下 | 0.004mg/L 未満 | 50 | 色度 | 5度以下 | 年平均 19.1度 | |
25 | ジブロモクロロメタン | 0.1mg/L 以下 | 0.01mg/L 未満 | 51 | 濁度 | 2度以下 | 年平均 6.3度 | |
26 | 臭素酸 | 0.01mg/L 以下 | 0.001mg/L 未満 |
(各項目の解説については、こちらをご覧ください。)
汲み上げた地下水そのままの時点で、既にほとんどの項目の数値が基準値を大きく下回る、清浄な水であることがわかります。
基準値を超えているのは鉄とマンガンで、これは交野の地層に由来するものです。
もちろんこれら物質は、浄水過程で微生物の鉄バクテリアによって除去され、水道水中からはほとんどすべて取り除かれています。
味については、Q&Aのページで解説がありますので、こちらをご覧ください。
※4 平成26年度 水質試験成績書(交野市水道局)より。