公開日 2019年09月24日
更新日 2024年02月25日
AEDと心室細動について
AEDは、心臓突然死の原因となる心臓が痙攣する不整脈(心室細動)に対して、電気ショックを行い痙攣を取り除く機械です。心室細動となった場合、一刻も早く電気ショックを行い痙攣を取り除くことが最も有効とされています。
心室細動とは、心臓が痙攣しポンプ機能を失い全身に十分な血液が送られていない状態です。心室細動となってから電気ショックを行うまでの時間が1分遅れるごとに救命率が約10%低下すると言われています。救急車が到着するまで交野市では平均で約8分を要しており、救急車到着前にその場に居合わせた方(バイスタンダー)によるAEDの使用が救命率を向上させるカギとなります。
しかし、AEDを使えば命を救えるわけではなく、胸骨圧迫や人工呼吸といった心肺蘇生法が必須になります。心静止と言われる全く心臓が動いていない状態では、電気ショックは有効ではなく、AEDも電気ショックは不要と判断します。AEDが電気ショックは不要と判断したから大丈夫というわけではありません。そういった方には心肺蘇生法を行う必要があります。
設置場所
交野市では救命率向上のため、応急手当の普及啓発をすすめるとともに、AEDを市民の皆さんが使用できるよう公共施設、コンビ二エンスストア、京阪電気鉄道の駅、消防団車庫に設置を行っています。
ステッカーが明示されている公共施設及びコンビニエンスストア等では、市民の方にAEDをご活用いただけます。ステッカーが明示されている公共施設及びコンビニストア等でAEDを使用するのはバイスタンダーである市民の皆さんとなります。
市で契約している公共施設以外のAED設置場所[PDF:91.8KB]
そばにいるあなたにしかできないことがあります!
下記のリンクは総務省消防庁が公開しております一般市民向け応急手当WEB講習のホームページとなります。
AEDの使用方法だけではなく胸骨圧迫や人工呼吸の方法などの様々な応急手当を動画で学ぶことが出来ます。
いざという時に一歩を踏み出す勇気を持つため、心肺蘇生法を身につけましょう。
交野市では普通救命講習Ⅰや救命入門コースなどの講習を開催しております。
詳しくは下記のリンク先をご確認ください。
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