公開日 2020年02月27日
更新日 2021年01月28日
これまで乳汁を飲んでいた赤ちゃんにとって、なめらかにすりつぶした食べ物をスプーンで口に入れて、くちびるや舌を使って上手に飲み込むことは、とて も大変なことです。離乳開始の頃は、乳汁以外の食べ物の舌触りや味に慣れたり、飲み込んだりすることが目的です。親子のコミュニケーションを大切にしましょう。
◆与える時間の例
午前6時 | 午前10時 | 午後2時 | 午後6時 | 午後10時 |
母乳または |
離乳食 ⇓ 母乳または |
母乳または |
母乳または |
母乳または |
◆離乳食の回数
始めて1か月のころは1日1回食。離乳食を始めて1ヶ月~1ヶ月半くらいたてば、1日2回食へと進めてみましょう。2回目の食事は1回目の1/3~1/2量から始め、徐々に増やしていきます。
離乳食からの栄養はわずかなので、食べた後は今まで通りミルクや母乳を十分に飲ませましょう。
◆与える時間帯
なるべく2回目か3回目の授乳時間に合わせて与えます。
午前中は赤ちゃんの消化能力も高く、初めて食べたもので何か心配な時に、病院が開いている時間帯だと安心です。離乳食からの栄養はわずかなので、食べた後は今までどおり育児用ミルクや母乳をしっかり飲ませましょう。
◆赤ちゃんの口の発達と離乳食の形状
なめらかにすりつぶしたり、裏ごししたものを食べさせましょう。かたさはポタージュスープのような少しとろみのある状態が飲み込みやすいです。必要に応じて昆布だしでのばしたり、片栗粉でとろみをつけるなど工夫しましょう。
ポタージュ状に慣れて、飲み込みが上手になってきたら、少しずつ水分を少なくし、ジャム状(ぽったり状)へと形状をステップアップしていきます。
◆食品のすすめ方・調理の工夫
はじめての食品は「1日に1品だけで1さじ分まで」、出来るだけ午前中に与えるようにします。
2回食になっても慣れることが大切な時期なので、量は少しずつに。
味付けはいりません。おだしや野菜スープの味や食品そのものの味でOKです。
いろいろな食品の素材の味を体験させてあげましょう。
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