公開日 2022年04月01日
更新日 2023年02月16日
新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、消毒用アルコールを使用する機会が増えています。
消毒用アルコールは火気により引火しやすく、加えて蒸発しやすい為、取り扱いには十分な注意が必要です。
(消防署内で消毒用アルコールを使用した燃焼実験を実施しました)
実験で使用した消毒用アルコールのアルコール濃度は80%の物を使用し、これは市販されている消毒用アルコールのアルコール濃度と同程度の物です。
実験1 消毒用アルコールを灰皿に少量入れてそこに火をつけ観察
- 明るい場所だと消毒用アルコールに火が付いても見えにくくわかりづらい。
- 消毒用アルコールに火が付いても見えにくく、火災の発生ややけどを負う危険性があります。
実験2 カセットコンロで火を付けて消毒用アルコールを直接吹きかける検証
- アルコールを吹きかけると、火が激しく燃え上がります。周囲に物を置いていると燃え移る可能性があり大変危険です。
調理時、食物に触れる際にまず消毒されるかたもおられますが、ガスコンロ等の火元近くで消毒用アルコールを使用して引火してしまう可能性があります。
消毒の習慣をつけるために家の様々な場所に消毒用アルコールを置いているという人は、改めてその置き場所にも注意しましょう!!
署内実験写真
実験1 【消毒用アルコールに火を付ける】
アルコールに火がついているが見えづらい
暗くすると火がついているのがわかる
実験2 【コンロに消毒用アルコールを吹きかける】
コンロを点火させ火をつける
火がついたコンロにアルコールを吹きかけると激しく燃え上がる
消防署内実験の ユーチューブ動画
消防署内実験にて消毒用アルコールによる火災の危険性を動画でまとめました。