公開日 2024年11月01日
虐待は誰にでも起こりうる可能性があります
誰もが「悪意をもって」虐待をしているとは限りません。子育てをしている家族が心身ともに疲弊し、追い詰められ、自覚のないままに虐待をしてしまっていることが少なくありません。子どもの泣き声が聞こえて「ひょっとして虐待では」と思った時、あなたはどうしますか?
「勘違いかもしれない」「できれば関わりたくない」と通告をためらっていませんか?
◯保護者にとっては「しつけ」のつもりでも、子どもにとって有害な行為(体罰等)や発言は虐待になります。
◯あなたの気付きと勇気ある行動が子どもを守るととともに、子育てに悩む保護者を支援するための大きな一歩となります。
「虐待かも・・・」と思ったら迷わずにお電話ください。
◯通告の際は、匿名でも構いません。通告者のプライバシーは守られます。
◯ご近所でトラブルになっては困ると心配されることもありますが、身近な人からの通告が虐待防止では重要です。
通告者を特定できるような情報は漏らしません。
◯妊娠・出産に悩んでいる時、子育てに悩んでいる時、親子の様子が気になるとき、ひとりで悩まず相談してください。
子どもへの虐待とは | |||
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身体的虐待 | ネグレクト(養育放棄等) | 心理的虐待 | 性的虐待 |
・殴る、蹴る、叩く ・首を絞める、 激しく揺さぶる ・家から閉め出す など |
・家や室内に閉じ込める ・食事を与えない ・病気になっても受診させない ・何日も入浴をさせない、 着替えさせない ・ひどく不潔にさせる など |
・言葉による脅し ・無視する ・子どもの前で家族への暴力 (DV) など |
・子どもへの性的行為 ・性的な描写を見せる ・児童ポルノの被写体にする など |
家庭内DVは児童虐待につながります。 「ドメスティックバイオレンス(DV)」とは。「配偶者や恋人などの関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」です。 家庭内DVが子どもに及ぼす影響は、保護者が思っているより重大です。 DV加害者が、配偶者や恋人だけでなく、その子どもにまで暴力を振るうことや暴言を吐くこともあります。 子ども自身も「暴力でコントロールすれば解決できる。」とその中で学んでしまい、暴力の次世代連鎖になる可能性があります。 |
気付いてください 親と子のSOSサイン 気付いたら189に連絡を
虐待を受けている子どもやその保護者は、何らかのサインを出しています。周囲に気になる子育ての家族がいた場合は、次のような様子がないか気に留めてみてください。
子どもの様子 | 保護者の様子 | 家庭の様子 |
・不自然な傷やあざがある ・いつも服装や身体が不潔 ・食事時や夜間でも家の外にいる ・夜遅くまで外で遊んでいて ・笑顔が少なく、喜怒哀楽の表情が ・性に対する極端な関心や拒否感が見られる など |
・近所や地域の中で孤立している ・子どもを家に残して、頻繁に外出している ・子どもが病気やケガをしていても ・子どもや家族への不満をよく など |
・毎晩のように長時間子どもの ・親の怒鳴り声や物を投げつける ・子どもがいるのに、滅多に姿を など |
相談窓口(匿名可、秘密厳守)
*交野市こども家庭室 ☎072−810−8310
(午前9時〜午後5時30分/土・日・祝日・年末年始休み)
*大阪府中央子ども家庭センター ☎072−828−0161
(午前9時〜午後5時45分/土・日・祝日・年末年始休み)
*夜間休日虐待通告専用電話 ☎072−295−8737
(午後5時45分〜翌午前9時/土日祝日、年末年始)
*児童相談所全国共有ダイヤル ☎189(いちはやく)
※地域の児童相談所に電話がつながります。