公開日 2021年11月16日
更新日 2022年05月19日
HPV(子宮頸がん予防)ワクチンは令和4年4月より積極的勧奨の対象になりました
子宮頸がん予防ワクチン(以下、HPVワクチン)について、平成25年4月1日から定期予防接種として実施していますが、接種後にワクチンとの因果関係が不明な疼痛などの多様な症状の報告があったことから、平成25年6月より積極的な勧奨をしていませんでした。
しかし、令和3年度第22回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会において、改めてHPVワクチンの有効性及び安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
これを受け、令和3年11月26日付で「予防接種法第5条第1項の規定による予防接種の実施について」の一部改正が行われ、平成25年の積極的勧奨を差し控える通知が廃止され、積極的勧奨が再開されることとなりました。
接種を希望される方は、下記医療機関へ直接ご予約ください。 また、厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症についてもご覧ください。
HPV(子宮頸がん予防)ワクチンについて
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因と考えられています。
このウイルスは、女性の多くが「一生に一度は感染する」といわれているウイルスです。感染しても、ほとんどの人は自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
日本では毎年、約1.1万人の女性が子宮頸がんになり、さらに毎年、約2,800人の女性が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠ができなくなってしまう)人も、毎年、約1,200人います。
子宮頸がんワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの50~70%を防ぎます。
定期接種対象者
小学校6年生~高校1年生相当の女子
標準的な接種開始は中学1年生です
費用
無料
接種スケジュール
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は2種類あり、種類によって接種間隔が違います。どちらも3回の接種が必要ですが、同じ種類のワクチンを最初から最後まで接種してください。どちらもヒトパピローマウイルス16型と18型に効果があります。
サーバリックス(2価ワクチン) |
ガーダシル(4価ワクチン) | |
標準的な接種 スケジュール |
2回目:1回目の接種から1か月後 3回目:1回目の接種から6か月後 |
2回目:1回目の接種から2か月後 3回目:1回目の接種から6か月後 |
標準的に受けられない場合 |
2回目:1回目の接種から1か月後 3回目:1回目の接種から5か月後以上かつ2回目から 2か月半以上 |
2回目接種:1か月後 3回目接種:2回目を接種してから3か月後 |
実施医療機関
R4 乳幼児定期予防接種実施医療機関一覧[PDF:397KB]
他市町村で接種を希望される場合は、事前に依頼書発行の手続きが必要です。こちらをご覧ください。
持ち物など
母子健康手帳(忘れると接種ができません)
※予診票は各医療機関にあります。予診票には保護者の署名記入が必要です。
※予診票の署名と同意書の記入でお子さまだけでの接種も可能ですが、急な体調変化をきたす恐れもあるため、保護者の同伴をお勧めします。
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)キャッチアップ接種について
積極的な接種勧奨を差し控えていた時期に接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の対象年齢を超えて接種を行うこと(「キャッチアップ接種」)になりました。
対象の方には4月下旬に、個別で通知しています。ただし、任意接種で受けた場合や、接種完了後に転居した等の理由で、交野市で予防接種歴を確認できない場合、対象から除くことが難しいため個別通知を送付しております。すでに3回の接種を完了している人は受けなおす必要はありません。
対象者、実施期間は以下のとおりです。また、厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症キャッチアップ接種についてもご覧ください。
対象者
平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女子
実施期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間
HPVワクチン接種を自費で受けた人に対する償還払いについて
対象者は、平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女子で、自費でHPVワクチン接種を受けた方です。
詳細は、決まり次第、ホームページでお知らせいたします。
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