公開日 2023年04月05日
単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換が必要な理由
合併処理浄化槽は、し尿と生活雑排水(台所、洗濯、風呂等の排水)を沈殿分離や微生物の作用によって処理し、それを消毒して、河川などの公共用水域等へ放流する施設をいいます。
単独処理浄化槽は、水洗トイレからの汚水(し尿)のみを処理する浄化槽です。台所、 洗濯、風呂等の排水は未処理のまま河川等に流れ込んでいます。単独処理浄化槽の生活雑排水の汚濁負荷は合併処理浄化槽と比べるとおよそ8倍の汚濁負荷がかかるとされています。
水環境改善のため、単独処理浄化槽を使用している方は、生活雑排水も合わせて処理できる合併処理浄化槽の設置をご検討ください。
※平成13年4月1日から浄化槽法の改正により、「合併処理浄化槽」の設置が義務づけられています。
既に設置されている単独処理浄化槽を使用している方は、合併処理浄化槽の設置に努めることとされています。
単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の見分け方(参考)
単独処理浄化槽 ・・・ マンホールの数が2つ。
合併処理浄化槽 ・・・ マンホールの数が3つ。(コンパクト型等、マンホールが2つのものもある)
※上記例は参考です。単独・合併どちらかわからない場合は、保守点検等を依頼している事業者にご確認ください。
浄化槽を使用している方へ
浄化槽は適正に管理しなければその機能を発揮しません。浄化槽を使用する場合は、浄化槽法で義務付けられた「保守点検」「清掃」「法定検査」の3つを行う必要があります。
詳しくはこちらのページをごらんください。